TogeIchiroの能登だより

４月８日。この日を待っていた。
日本の、強いほうのチャンピオンが３人そろって防衛戦を行う日。
一番期待は西岡利晃。安定している。wowowエキサイトボクシングにもよく出てくる。
本当に強いチャンピオンだ。
よく打ち合ったが、挑戦者の右目が腫れてきて明らかに西岡優位の展開。
そして、９ＲＫＯ勝ち。
恒例の女児を抱いての勝利インタビュー。
まだまだいける。
防衛記録を伸ばしてほしい。

粟生隆寬が好きになってきていた。
前は初防衛に失敗したが、二つ目のタイトルを獲ったとき、一つ目がフロックではなかったと思う力強さを感じた。
たしか、防衛失敗も僅差の判定だったと記憶している。
序盤、いいパンチをもらったように見えたが、実際は粟生のボディーは相当効いていた。
３Ｒにみぞおちに決まって相手は悶絶。もう立ち上がれなかった。
素晴らしいＫＯ勝ち。
ますますファンになった。
力強い試合を今後も期待する。

最後は長谷川穂積。
４ＲＫＯ負け。
レフェリーがカウントをせず、すぐに試合を止めた。
長谷川はアピールしたが、もうしかたがなかった。
続けてもだめだったろう。
体格が違った。
ゴンサレスはナチュラルなフェザー級。長谷川より一回り大きく見えた。
長谷川はバンタム級で１０度防衛した王者だが、モンティエルに敗れ、階級を二つあげた。
バンタムは減量がきつかったと言うが、みていてフェザー級では力不足のような気がした。
タイトルを奪った、前の試合のときは強い、やっていける、と思ったが、今回は押されているように見えた。
まあ、勝ったり負けたりが勝負の常だが、長谷川の同クラスでの再起は難しいような気がする。